目次
雨の日に家の中で突然、雨漏りが発生した経験はありませんか。実は屋根だけでなく、雨樋の詰まりや破損が大きな原因となることがあります。
本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
本記事の具体的な内容
✅雨樋の基本|屋根を守る重要な役割
✅SOS!雨樋を劣化させる原因3選
✅詰まりが引き起こす雨漏りのリスク
✅雨樋の劣化と修理の重要性
本記事では、雨樋の詰まりや破損が雨漏りを招く理由と、我が家を守るための点検や修理の大切さについても詳しく解説いたします。
「まだ大丈夫!」と先延ばしにせず、本記事を読み進めて、あなたの大切な家を守るための第一歩を一緒に踏み出しましょう。
1. 雨樋の基本|屋根を守る重要な役割

屋根を守るうえで欠かせない存在、それが「 雨樋 」です。
軒先から流れ落ちる雨水を受け止め、適切に排水することで、建物の寿命を大きく左右する重要な役割を担っています。
この章で分かること
✅住宅への被害を防ぐ
✅雨水の流れと雨樋の関係性
✅雨樋の各部名称とそれぞれの役割
雨樋は、一見すると地味な存在かもしれませんが、その役割は非常に重要です。
1-1. 住宅への被害を防ぐ
私たちの住まいの顔とも言える屋根。それは雨や風、強い日差しから私たちを守る、まさに傘のような存在です。
しかし、降り注ぐ雨水は、屋根だけでは完全に防ぎきることはできません。もし雨水がそのまま屋根から流れ落ち続ければ、住宅のさまざまな箇所に深刻な被害をもたらします。
ここで、重要な役割を果たしているのが、「 雨樋 」です。
屋根の軒先に設置された雨樋は、屋根を伝う雨水を効率的に集め、地面や下水へとスムーズに排水する役割を担っています。
一見すると、雨樋は地味な存在かもしれませんが、この雨樋が適切に機能することで、私たちの住まいは、以下のような被害から守られています。
1.|外壁の汚れや劣化防止
雨水が外壁を伝って流れ落ちると、雨だれによる汚れが付着したり、常に湿った状態が続くことで、カビや藻が発生しやすくなります。また、塗膜の剥がれや建材の劣化を早める原因にもなります。雨樋が雨水を適切に排水することで、これらの外壁へのダメージを軽減してくれます。
2.|基礎部分への浸水防止
大量の雨水が地面に直接流れ込むと、住宅の基礎部分に浸透し、建物の構造を弱める可能性があります。また、湿気はシロアリを呼び寄せる原因にもなるため、雨水を排水溝や適切な場所へ誘導することで、基礎部分への浸水を防ぎ、建物の耐久性を維持してくれます。
3.|庭や周辺への影響軽減
集中豪雨などの際、雨樋がないと大量の雨水が勢いよく流れ出し、庭の土壌を浸食したり、近隣の住宅に迷惑をかけたりする可能性があります。雨樋は雨水を的確にコントロールし、周囲への影響を最小限に抑えてくれます。
4.|室内の湿気対策
基礎部分への浸水や外壁からの雨水の侵入を防ぐことは、室内の湿度を適切に保つことにもつながります。過度な湿気はカビの発生を促し、住環境の悪化や健康被害の原因にもなるため、雨樋の適切な機能は、間接的に室内の快適性にも貢献しています。
このように、雨樋は単に雨水を排水するだけでなく、住宅全体をさまざまな水害から守る非常に重要な役割を担っているのです。
普段は意識しないかもしれませんが、雨樋の存在と適切な機能は、私たちが安心して快適な暮らしを送るための基礎といえるでしょう。
縁の和リフォーム は認定資格に合格した 確かな技術と豊富な経験 を兼ね備えており、安心して雨樋の点検やメンテナンスをご依頼いただけます。雨漏りでお困りの際は、ぜひ雨漏り診断士の資格をもつ 縁の和リフォーム へ、お気軽にご相談ください。
1-2. 雨水の流れと雨樋の関係性
日本の四季は豊かで美しい一方、梅雨や台風といった雨の多い季節も存在します。
屋根に降り注いだ雨水は、重力に従って低い方へと流れ落ちますが、その流れを適切にコントロールしなければ、私たちの住まいに悪影響を及ぼしかねません。
雨水は屋根を伝い、勢いよく流れ落ちるだけでなく、直接外壁を叩きつけ、地面を深く削る力さえ持ち合わせています。
もし雨樋がなければ、このような雨水は滝のように軒先から滴り落ち、以下のような問題を引き起こします。
✅外壁への直接的なダメージ
常に雨水に当たる外壁は、汚れが付着しやすく、湿気によってカビや藻が発生する温床となります。また、塗膜の剥がれや建材の劣化を進行させ、住宅の美観を損なうだけでなく、耐久性も低下させる原因となります。
✅地面の浸食と跳ね返り
軒下付近の地面は、落下する雨水の衝撃で浸食され、土砂が跳ね返って窓ガラスや外壁を汚します。特に庭の手入れをしている場合、土壌の流出は深刻な問題となります。
✅基礎部分への雨水侵入のリスク
大量の雨水が基礎周辺に集中して流れ込むと、地盤が緩んだり、基礎コンクリートに水分が浸透したりする可能性があります。これは、建物の構造的な劣化を招く重大なリスクとなります。
✅騒音による不快感
軒先から絶え間なく滴り落ちる雨音は、特に雨の強い日には大きな騒音となり、居住者の平穏な生活を損なうことがあります。
このように、雨水は放置すれば住まいにとってさまざまな脅威となる存在ですが、雨樋 があることで、雨水は外壁を直接濡らすこともなく、基礎周辺に集中して流れ込む水害のリスクも抑えることができます。
つまり、雨樋は単なる 「雨水を受け止める溝」 ではなく、住宅を水害から守り、快適な住環境を維持するために不可欠な設備なのです。
次の章では、この重要な雨樋が適切に機能することで、具体的にどのような住宅への被害を防ぐことができるのか、各部名称とともに詳しくみていきましょう。
1-3. 雨樋の各部名称とそれぞれの役割
雨樋は、いくつかのパーツが組み合わさって構成されています。それぞれの部分が特定の役割を担い、連携することで、効率的な排水システムを構築しています。
ここでは、主要な各部の名称とその重要な役割について解説いたします。
1.|軒樋(のきどい)

【役割】
屋根の軒先に水平に取り付けられ、屋根面を流れてきた雨水を最初に受け止める「受け皿」となる部分です。
【形状】
半円形や角形など、さまざまな形状があり、素材も塩化ビニール、金属(ガルバリウム鋼板、ステンレス)など多様にあります。
【住宅を守るポイント】
雨水を一箇所に集めて排水することで、庭やアプローチへの直接的なダメージを防ぎ、快適な状態を保つのに役立ちます。
2.| 集水器(しゅうすいき)

【役割】
軒樋の途中に設置され、集めた雨水を竪樋へと効率的に導くためのパーツです。上合(じょうごう)と呼ばれることもあります。
【形状】
漏斗状(ろうとじょう)や箱型など、さまざまな形状があり、軒樋と竪樋の接続部分をしっかりと密閉する役割を担います。
漏斗状とは…
漏斗(ろうと)の形、つまり上が広く下が細くなっている形状のこと
【住宅を守るポイント】
雨水のオーバーフローを防いだり集水器が雨水を適切に排水することで、基礎部分への負担を軽減します。
3. |竪樋(たてどい)

【役割】
集水器から流れ込む雨水を地面や下水へと垂直方向に排水するためのパイプラインです。
【形状】
円筒形や角形などがあり、素材は軒樋と同様のものが用いられます。
【住宅を守るポイント】
竪樋を通じて排水経路を確保することで、基礎部分への浸水を防いだり、庭の土壌の流出や近隣住宅への迷惑を防ぎます。
4. |止まり

【役割】
軒樋に流れた雨水が溢れ出ないようにせき止める役割を果たします。
【形状】
軒樋の形状に合わせて、さまざまな種類があります。
【住宅を守るポイント】
雨水が軒樋の端から直接流れ落ちるのをせき止めるため、雨水による外壁の汚れや損傷、基礎部分への悪影響から守ります。
5. |吊り金具(つりかなぐ)

【役割】
竪樋を外壁に固定する役割を果たします。
【形状】
コの字型やリング型など、竪樋の材質やサイズに合わせてさまざまな種類があります。
【住宅を守るポイント】
軒樋が適切に固定されることで、破損や落下による予期せぬ事故や損害を防ぎます。また、計画された経路を雨水が通ることで、雨水による腐食や劣化から外壁を守ります。
6. つかみ金具

【役割】
竪樋をしっかりと外壁に固定し、安定性を保つ役割を果たします。
【形状】
半円形、角形など、取り付ける竪樋の種類や場所、固定方法などによって多岐にわたります。
【住宅を守るポイント】
竪樋を支えることで、雨水が地面や排水溝へ適切に誘導され、外壁に直接かかるのを防ぎます。また、美しい外観を維持し、住宅の価値を高めます。
7. エルボ

【役割】
軒樋から流れてきた雨水を垂直に設置された竪樋へと、雨水の流れをスムーズに導く役割を果たします。
【形状】
曲がる角度や接続方法によって、いくつかの種類があります。
【住宅を守るポイント】
屋根から流れ落ちる雨水をスムーズに誘導することで、雨水が直接外壁に当たるのを防ぎます。
これらの各部が、それぞれの役割をしっかりと果たすことで、屋根に降った雨水が適切に処理され、住宅をさまざまな水害から守ります。
日頃からこれらの各部に注意を払い、定期的な点検とメンテナンスを行うことが、住まいの耐久性や長寿命を保つうえで、非常に重要となります。
千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着している 縁の和リフォーム には、技術力の高い職人が在籍しているほか、雨漏り診断士の資格をもつ 雨漏り修理に特化した20年のプロ が在籍しています。
大切なご自宅で雨漏りによる気になる箇所を少しでも見つけた場合は、悩まずお気軽にご相談ください。

2. SOS!雨樋を劣化させる原因3選

雨樋は屋根に降った雨水を適切に排水し、建物を守る縁の下の力持ちです。しかし、その機能を低下させてしまう最大の要因が「 自然環境の力 」です。
今回は、雨樋を悩ませる代表的な3つの原因に焦点を当てて、その実態に迫ります。
この章でわかること
✅想定外の酸性雨
✅風で飛ばされるゴミの蓄積
✅意外な強敵「紫外線」
大切な我が家を長く守り続けるためにも、まずは雨樋を悩ませる 3つの原因 を知っていきましょう。
2-1. 想定外の酸性雨
雨樋を劣化させる意外な存在、それが「 酸性雨 」です。通常の雨水は弱酸性ですが、大気汚染物質と結合した酸性雨は、その酸性度を増し、雨樋の素材を静かに、そして確実に腐食させていきます。

酸性雨とは?
大気汚染物質である二酸化硫黄や窒素酸化物などが、雨や雪、霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象のことを指します。
なぜ酸性になるのか?
主な原因は、人間の経済活動に伴う化石燃料の燃焼です。工場や自動車などから排出されたこれらの物質が、大気中で化学反応を起こし、硫酸や硝酸といった酸性の物質に変化します。そして、これらの酸性物質が雨水などに溶け込むことで、酸性雨となって地上に降り注ぎます。
通常の雨との違いは?
通常の雨水にも大気中の二酸化炭素が溶け込むため、わずかな酸性の値を示しますが、酸性雨は、この値よりも低く、さらに強い酸性度を示すのが特徴です。一般的に、pHが5.6以下の雨を酸性雨と呼びますが、pHの数値が小さければ小さいほど、酸性度が強いことを意味します。
特に、金属製の雨樋(ガルバリウム鋼板やステンレス)などは、酸性雨に長期間さらされることで、表面が徐々に侵され、錆びや腐食が進行します。これにより、雨樋の耐久性が低下し、本来の強度を失い、ひび割れや穴あきの原因となることがあります。
また、樹脂製の雨樋も酸性雨の影響を全く受けないわけではありません。酸性成分によって表面が徐々に劣化し、脆くなる可能性があります。
住まいの地域の大気汚染状況によっては、この想定外の酸性雨が、雨樋の劣化を加速させる重要な原因の一つとなることを認識しておく必要があります。
2-2. 風で飛ばされるゴミの蓄積
落ち葉だけでなく、風に乗って飛んでくるさまざまな軽量なゴミも、雨樋にとっては油断ならない詰まりの原因となり、劣化を加速させます。

たとえば、以下のような軽量なゴミが挙げられます。
ゴミの種類
✅ビニール袋の破片
✅空き缶のプルタブ
✅乾燥した雑草
✅小さくちぎれたプラスチック
✅お菓子の包み紙 など
このように私たちの身の回りには、風で舞い上がりやすい軽量なゴミが多く存在しており、これらが雨樋の中に引っかかり、少しずつ蓄積していくことで、水の流れを徐々に阻害します。
【詰まりに注意したい雨樋の箇所】
・軒樋の継ぎ目部分や曲がり角
・集水器の周辺
これらの箇所は、風で飛ばされてきたゴミが溜まりやすいポイントとなります。
最初は小さなゴミでも、雨水によって押し流されずに雨樋内に留まり続けることで、さらに別のゴミが引っかかり、やがて大きな詰まりへと発展することがあります。
特に風の強い地域や、近隣にゴミが散乱しやすい場所がある住宅では、この「風で飛ばされるゴミ」による雨樋の詰まりにも注意が必要です。

定期的な清掃によって、これらの思わぬ隠れた悪影響を取り除くことが、雨樋の機能を維持し続け、建物を守るうえで重要な対策となります。
雨漏りでお困りの場合は、ぜひ雨漏り診断士の資格をもつ 縁の和リフォーム へお気軽にご相談ください。雨樋の無料点検も行っております!
2-3. 意外な強敵「紫外線」
「雨樋の劣化」と聞くと、どうしても物理的な衝撃や詰まりに意識が向いてしまいがちですが、実は 紫外線 も雨樋にとっては油断ならない強敵です。
なぜなら、降り注ぐ太陽光に含まれる紫外線は、雨樋の素材に少しずつダメージを与え、表面が劣化することで、柔軟性を失った雨樋が硬く脆くなる傾向があるためです。

紫外線による劣化が進むとどうなるのか?
紫外線による劣化が進むと、わずかな衝撃や温度変化でもひび割れや亀裂が生じやすくなります。これらの小さな損傷が、雨漏りの原因となったり、詰まりを引き起こすきっかけになったりすることも少なくありません。
また、紫外線は雨樋の色褪せや変色の原因にもなるため、美観を損ねるだけでなく、素材自体の劣化が進んでいるサインである可能性でもあります。
このように、目に見えない紫外線は、長年にわたり雨樋を静かに蝕み、その耐久性を着実に低下させる要因となります。
日差しの強い地域や南向きの屋根に設置された雨樋は、特に紫外線による影響を受けやすいため、注意が必要です。
3. 雨樋の詰まりが引き起こす雨漏りのリスク

雨樋は屋根に降った雨水を適切に排水し、建物を雨水による被害から守る重要な役割を担っています。
しかし、その雨樋が落ち葉やゴミ、砂などで詰まってしまうと、本来の排水機能が失われ、思いもよらない雨漏りのリスクを高めてしまいす。
この章でわかること
✅溢れた水が侵入経路を探し始める
✅建材への深刻なダメージ
✅雨水の逆流が引き起こす新たなリスク
小さな詰まりが、やがて大きな損害に繋がる可能性があることを理解しましょう。
3-1. 溢れた水が侵入経路を探し始める
雨樋が落ち葉やゴミで詰まると、本来スムーズに排水されるはずの雨水は行き場を失い、雨樋から溢れ出すことになります。
このとき、溢れた水は新たな侵入経路を見つけるため、建物のわずかな隙間や弱った劣化箇所を探し始めます。

たとえば、屋根材の重なり部分のわずかなズレや外壁のシーリング、窓枠接合部の隙間など、普段は雨水の侵入を防いでいるはずの場所が、雨樋の詰まりによって生まれた 水流 によって、新たな侵入経路へと変わります。
一旦、水の侵入が始まると、目に見えない内部では、徐々に被害が拡大していきます。構造材を湿らせ、断熱材の機能を低下させ、カビの温床となる可能性も否定できません。
小さな雨樋の詰まりが、想像以上に深刻な雨漏りへと繋がるのは、この溢れた水が執拗に建物の劣化した弱い部分を探し出し、侵入を試みるためなのです。
だからこそ、雨樋の詰まりは決して軽視できません。 早期発見と適切な清掃が、大切な住まいを水害から守るための重要なステップとなるのです。
3-2. 建材への深刻なダメージ
雨樋の詰まりによって溢れ出した雨水は、単に表面を濡らすだけではありません。それは、建物を構成するさまざまな建材にとって、深刻なダメージを与える危険性となり得ます。

上表のように雨水が建物内部に侵入すると、木材を腐らせ、構造的な強度を低下させる可能性があります。断熱材が一度濡れてしまうと、断熱性能が著しく低下し、冷暖房効率の悪化にも繋がります。
また、湿った環境はカビの繁殖を促し、アレルギーの原因となるだけでなく、建材そのものを劣化させる要因となります。

このように、雨樋の詰まりを放置することで引き起こされる雨漏りは、建物の美観を損なうだけでなく、構造そのものを蝕み、長期的な耐久性を大きく損なう可能性があります。
そのため、早期対策と適切なメンテナンスこそが、大切な住まいを深刻なダメージから守るために不可欠です。
縁の和リフォーム は、雨漏り修理専門として、皆さまからの信頼にお答えする自信があります!
大切なご自宅で起きる 雨漏りのお困りごと を経験豊富な担当者が解決いたしますので、いつでもお気軽にお問合せください。

3-3. 雨水の逆流が引き起こす新たなリスク
雨樋が完全に詰まってしまうと、雨水は行き場を失い、本来の流れとは逆方向に進む 逆流 という現象が発生します。
この雨水の予期せぬ動きは、建物に深刻な被害をもたらす可能性があります。

雨水の逆流とは?
通常の雨水は屋根から軒樋、竪樋を通って地上へと排水されます。しかし、雨樋が詰まることで、雨水がスムーズに流れなくなり、逆流現象が発生します。
✅軒樋からの溢れ出し
軒樋に溜まった雨水が、外壁や屋根に沿って逆流する
✅屋根材の隙間への浸入
軒樋から溢れた雨水が、屋根材の重なりや隙間から屋根内部に浸入する
✅外壁内部への浸入
外壁のひび割れや、窓枠・サッシとの接合部分から雨水が浸入する

このように雨樋の詰まりは、単に排水を妨げるだけでなく、雨水の予測不能な動きを生み出し、建物のさまざまな部分に深刻なダメージを与える可能性があることを理解しておく必要があります。
早期の詰まり解消が、これらの二次的な被害を防ぐうえで極めて重要です。
4. 雨樋の劣化と修理の重要性

梅雨の時期や台風シーズンを前に、ふと雨樋の様子が目に留まることがあるかもしれません。
雨樋は、日頃からあまり意識しない存在かもしれませんが、住まいを守るうえでは、非常に重要な役割を担っています。
この章でわかること
✅見過ごせない雨樋の劣化サイン
✅放置された劣化が招く悪影響
✅雨樋の適切な修理が住まいを守る
ここでは、雨樋の劣化がもたらす影響と適切な修理がいかに大切であるかについて解説いたします。
4-1. 見過ごせない雨樋の劣化サイン
普段、あまり気にすることのない雨樋ですが、以下のようなサインが見られた場合は、 要注意 です。放置すると建物への深刻な被害につながる可能性があります。
1. |雨水がポタポタと垂れてくる

雨樋の接合部や樋の途中から水滴が落ちてくる場合は、ひび割れや接合部の緩みなどが考えられます。
2. |雨樋にヒビが入っている・欠けている

小さなヒビでも、そこから水が浸入し、徐々に劣化が進行する可能性があります。
3. |雨樋が変形している・歪んでいる

変形した雨樋は、正常に排水できず、雨水が溢れる原因となります。
4. |雨樋に錆びや腐食が見られる

錆びや腐食を放置すると、穴が開いたり、破損につながる可能性があります。
5. |雨樋の中に落ち葉やゴミが詰まっている

詰まりを放置すると、雨水がスムーズに流れなくなり、雨樋から溢れたり、重みで雨樋が変形する原因となります。
6. |雨樋の接続部分から水漏れしている

軒樋と竪樋の接続部や軒樋同士の接続部などから水漏れしている場合、接合部の劣化や部品の緩みが考えられます。
7. |雨樋が外れている・ズレている

強風や積雪、あるいは取り付け金具の緩みなどによって、雨樋が部分的に外れたり、大きくズレたりすることがあります。この状態では、雨水が適切に排水されません。
8. |雨樋から異音がする(ポコポコ、ゴボゴボ)
雨樋から普段と違う音が聞こえる場合、内部で詰まりが発生し、空気や水の流れが滞っている可能性があります。
これらのサインに気がづいたら、早めに私たち 縁の和リフォーム まで点検をご依頼ください!完全無料で、雨樋の点検をいたします。
小さな劣化でも放置せずに対応することで、建物への大きな被害を防ぐことができます。

4-2. 放置された劣化が招く悪影響
雨樋の劣化を放置することは、単に見た目が悪くなるだけでなく、住まいのさまざまな部分に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。
小さな不具合が、やがて大きなトラブルへと発展してしまうことも十分にあり得ます。

このように、雨樋の劣化を放置することは、建物の美観を損ねるだけでなく、構造的な耐久性を低下させ、住環境の悪化にも繋がります。
早期に劣化を発見し、適切な修理を行うことが、住まいを長く快適に保つために非常に重要です。
4-3. 雨樋の適切な修理が住まいを守る

劣化した雨樋を放置することは、住まいのさまざまな部分に悪影響を及ぼします。適切な時期に修理を行うことが、建物を長期的に守り、快適な住環境を維持するために不可欠です。
雨樋の適切な修理がもたらす効果について、以下にまとめました。

これらのリスクを回避し、大切な住まいを長く守るためには、雨樋の劣化サインを見逃さず、早期に適切な修理を行うことが大切です。
小さな不具合でも放置せずに対応することで、将来的にかかる大きな修繕費用を抑えることにも繋がります。雨樋のメンテナンスは、住まいの健康を守るための重要な投資といえるでしょう。
5. 雨漏り修理に特化|縁の和リフォーム

縁の和リフォーム は、埼玉県越谷市を拠点とする 千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着し、雨漏り修理に特化した 雨漏り専門の修理業者 です。
私たちの特徴は、雨漏り修理の高い技術力をもつ職人が多数在籍しているほか、20年間雨漏り修理に携わってきた 雨漏り診断士のプロ が駆け付けます。
雨漏りの原因がわからないまま修理業者に依頼し、安心される方が大変多くいらっしゃいます。しかし、 雨漏りが治まらず、結果的に次々と工事を重ね、費用だけがかかってしまうといった悩みを抱えている方がいることも事実です。
このような悩みを抱えている方々に、心から安心して私たちにお任せいただき、1日でも早く雨漏りのお悩みから解放され、笑顔の暮らしをお届けすることをモットーにしています。
6.まとめ|雨漏りを防ぐために覚えておきたい雨樋の重要ポイント

本記事では、【意外な盲点?】雨樋の詰まり・破損が雨漏りを引き起こす理由について、お伝えいたしました。
雨樋は住宅の外壁や地面への雨水の流れを適切にコントロールし、雨漏りや建物への被害を防ぐ重要な役割を担っています。
つい見落とされがちですが、経年劣化や落ち葉・ゴミの蓄積、台風や雪などの自然災害による破損も、雨漏りや外壁の損傷といったトラブルにつながるケースがあります。
このような場合は、早めの点検や修理、専門業者への相談が住宅を長持ちさせるカギとなります。大切な我が家の安心を守るために、ぜひ 縁の和リフォーム へお気軽にご相談ください。