目次
屋根の状態が悪化し、雨が降るたびに不安が募る方もいらっしゃることと思います。
千葉県・埼玉県・茨城県地域密着の 雨漏り修理に特化した ㈱縁和 です。
いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
本記事の具体的な内容
✅屋根カバー工法を選ぶメリット
✅屋根カバー工法のデメリット
✅ガルバリウム鋼板を使った屋根カバー工法
✅屋根カバー工法の費用相場
本記事では、屋根カバーならではのメリットや既存屋根を残すリスクなど、詳しくお伝えいたします。
1. 屋根カバー工法を選ぶメリット

既存の屋根材を撤去せず新しい屋根材を重ねて施工するカバー工法は、屋根材が二重になることで得られる多くのメリットがあります。
この章でわかること
✅人気の選択肢|屋根カバー工法
✅葺き替えに比べて費用が安い
✅耐久性と防水性が期待できる
カバー工法のポイントをしっかり押さえれば、メリットを最大限に引き出すことができます。
1-1. 人気の選択肢|カバー工法
屋根カバー工法を徹底解説!
屋根カバー工法とは、現在の屋根の上から新しい屋根材を載せて覆う工事のことを指します。古い屋根材を新しい屋根材でカバーするため、屋根が二重構造になります。
主にスレート屋根や金属屋根に適しており、葺き替えに比べて工期も短く、古い屋根材の処分費用が削減できるため、リーズナブルに行えることが大きな特徴です。
しかし、当然ながらどのような工事であってもメリットばかりではありません。
屋根カバー工法の注意点をご理解いただいたうえで、ぜひご検討ください。
1-2. 葺き替えに比べて費用が安い
屋根カバー工法が葺き替え工法に比べて費用を抑えられる理由は、いくつかのポイントにあります。
メリット.1|
解体費用・廃材処理費用が不要
葺き替え工法では、既存の屋根材をすべて撤去する必要があります。
この解体作業には労力がかかり、その分の費用が発生する一方、屋根カバー工法では、既存の屋根材を撤去せず新しい屋根材を上から重ねるため、解体費用がかかりません。
また、屋根カバー工法では廃材が出ないため、この費用を削減することができます。
アスベストを含んだ屋根はどうなるのか?
アスベストは、1980年代以前に製造されたスレート屋根やセメント系屋根材によく使用されており、健康や環境に深刻な影響を及ぼすことから現在では多くの国で使用が禁止、または厳しく規制されています。
外観からアスベストの有無を判断することは難しく、専門家の検査が必要です。
【結論】
アスベスト含有の屋根材は、人体や環境に悪影響を及ぼす危険性が高いです。そのため、アスベストの取り扱いや撤去には、法令に基づく厳格な手続きが必要であり、専門業者による高額な処理費用がかかります。

カバー工法は、既存の屋根を撤去しないため、このようなアスベストを含有する屋根材にも適している工法です。
1-3. 工期が短縮できる
メリット.2|
工期の日数が短い

葺き替え工事は 10日〜2週間程度、 カバー工法は 4日〜1週間程度 と、カバー工法の方が短期間で完工できます。
工期が短いということは、それだけ人件費も応じて少なくなるため、費用も安くなります。
ただし、建物の状態や屋根材の種類によって工期が変動するため、あくまでも目安の工期となります。
1-4. 高い断熱性と防音性
メリット.3|
高い性能が期待できる

屋根が二重構造になることで、 空気層の断熱効果、太陽熱の反射、放熱性の向上、熱伝導の抑制 といった複数の要因が働き、遮熱性が大幅に向上します。
この構造は、夏の暑さを和らげるだけでなく、冬の断熱効果も兼ね備えており、年間を通じて快適な住環境を実現するのに役立ちます。
1-5. 雨漏りリスクの軽減
メリット.4|
雨漏りのリスクを軽減できる
既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、既存の屋根に多少の傷や劣化があっても、新しい屋根材がそれをカバーします。
これにより、雨漏りの原因となる隙間や破損を補うことになるため、雨漏りのリスクを軽減することができます。
2. 屋根カバー工法のデメリット
屋根カバー工法には多くのメリットがある一方、デメリットも存在しています。
この章でわかること
✅屋根の重量増加
✅下地の状態が確認できない
✅酷い劣化では工事ができない
カバー工法のメリット・デメリットを十分考慮したうえで、検討することが大切です。
2-1. 屋根の重量増加
デメリット.1|
軽トラ1台半の重量が増える
カバー工法で増加する屋根の重さを仮定すると、軽トラックで おおよそ 1台と半分 の重量が増えるイメージになります。
建物の構造が古い場合は、屋根の重量が増すことで、建物の耐久性に影響を与えます。
また、木造住宅は構造が弱く、過剰な荷重に耐えられない可能性があるため、構造補強が必要になることがあります。
そのため、カバー工法に適した屋根材は、ガルバリウム鋼板 がおすすめです。
ガルバリウム鋼板は、軽量でありながら鋼板自体の強度を持ち、耐久性も高いため、カバー工法の屋根材に適しています。
2-2. 下地の状態が確認できない
デメリット.2|
劣化があっても確認できない
カバー工法では、既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるため、屋根下(野地板や防水シートなど)の状態を直接目視で確認することができません。
そのため、雨漏りや湿気による腐食・カビが進行している場合、それを見逃してしまう可能性があります。
工事の前に 専門業者による入念な点検 を実施し、下地の状態をできる限り把握します。
このとき、必要に応じて、赤外線カメラや水分計を使用し、見えない部分の劣化を確認することがあります。
㈱縁和 は認定資格に合格した 確かな技術と豊富な経験 を兼ね備えており、お客様に安心して、下地の点検やメンテナンスを行っております。
雨漏りでお困りの場合は、ぜひ雨漏り診断士の資格をもつ ㈱縁和 へお気軽にご相談ください。
2-3. 酷い劣化では工事ができない
デメリット.3|
劣化次第でカバー工法ができない
下地が腐食や損傷で弱っている場合、新しい屋根材をしっかりと固定することができません。その結果、施工後に屋根材が浮いたり、外れたりするリスクが高まります。
また、下地自体の寿命が短い場合、屋根全体の耐久性が低下し、早期に再施工が必要になることがあります。
そのため、このような下地の劣化が酷い場合は、カバー工法ではなく、下地も一緒に修繕できる 葺き替え が適しています。
雨漏りのご相談で、断トツTOPのお悩みは、 屋根に関する雨漏り です。
㈱縁和 では、真心込めて屋根の修理にも力を注いでおります。どんなに些細な雨漏りのお悩みごとにも駆け付けますので、まずはお気軽にご相談ください。

3. ガルバリウム鋼板のカバー工法
ガルバリウム鋼板は、耐久性・軽量性・デザイン性・コストパフォーマンスのバランスが非常に優れているため、多くの住宅や建物で採用されています。
この章でわかること
✅ガルバリウムの特性
✅スーパーガルテクトとは
✅㈱縁和の施工事例紹介
特にガルバリウム鋼板は、サビに強く長持ちする点が高く評価され、幅広い層から人気を集めています。
3-1. ガルバリウムの特性
ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカのベスレヘムスチール社で開発が進み、全世界で生産製造されているアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。
【特長1. 軽量性】
瓦やスレートに比べて非常に軽量で建物全体への負担を軽減します。
そのため、建物の重心が低くなることにより、耐震性を高めて地震の揺れを軽減することができます。つまり、地震に関わる構造の負担を軽減できます。
【特長2. 優れた耐久性】
ガルバリウム鋼板は、鋼板の表面にアルミニウム、亜鉛、シリコンを混ぜた特殊なメッキを施した素材です。この構造により、アルミニウムの効果はサビや雨風、紫外線に対しても強く、過酷な環境でも劣化しにくい高い耐候性をもっています。
【特長3. コストパフォーマンスの高さ】
ガルバリウム鋼板は、ほかの高性能な屋根材(たとえば、ステンレスやチタン)と比べて、価格が抑えられている傾向があります。また、メンテナンス頻度が少なく済むため、長期的に見てもコスト削減につながります。
【特長4. デザイン性の多様さ】
ガルバリウム鋼板は、カラーバリエーションや表面の仕上げが豊富で、モダンな住宅から伝統的な建物まで幅広いデザインに対応できます。スタイリッシュな外観が人気の理由の一つです。
【特長5. 環境への配慮】
ガルバリウム鋼板はリサイクル可能な素材で、環境に優しい選択肢とされています。
3-2. スーパーガルテクトとは
スーパーガルテクトは、アイジー工業株式会社が、製造・販売している高性能な金属屋根材です。 令和4年度に ⽂部科学⼤⾂表彰を受賞 しています。
以下、アイジー工業のスーパーガルテクトについて、解説いたします。
特性.1|高い耐性をもつ
めっき層に含まれる、アルミ・亜鉛・マグネシウムなどの成分が、ベースとなる鋼板を強⼒にガードしています。
特性.2|錆びにくい
スーパーガルテクトは、錆びにくい金属を使うことで、高い耐久性を実現できます。
特性.3|高い遮熱性と断熱性
断熱材は、⼩さな泡の集合体でできており、⾼い断熱効果を発揮します。
また、鋼板の表⾯塗料には高い遮熱性のものが採⽤されており、接合部分にまで断熱材が充填されているため、屋根裏への熱の侵⼊を防ぐことも可能です。
特性.4|安心・安全素材
台⾵を想定した強⾵の実験において、⾵速65m/sを超える強⾵でも問題がなかったことが証明されています。
3-3. ㈱縁和の施工事例紹介
ここでは、㈱縁和 が実際に施工させていただいた事例をご紹介いたします。
私たちの施工事例をご覧いただき、リフォームや修繕の仕上がりイメージをより具体的に感じていただければ幸いです。
【 現地調査 】


【 防水シート張替え 】


【 野地板の張替え 】


【 完工 】


以前から雨漏りはしていましたが、どんどん酷くなってきたため、お願いいたしました。屋根ということで費用が多くかかるかと思いましたが、火災保険等を使ってなるべく費用を抑えるご提案をしていただきました。雨漏りも止まり、室内も綺麗にしていただきました。
屋根材の劣化による雨漏りをしており、火災保険を活用しての工事でした。状態が酷くなってからの工事だったため、火災保険申請にお時間がかかりましたが、無事に工事も完了し、K様に大変満足していただけました。本当に良かったです。
㈱縁和 は認定資格に合格した 確かな技術と豊富な経験 を兼ね備えており、お客様に安心して、野地板の定期点検やメンテナンスをご依頼いただけます。
雨漏りでお困りの場合は、ぜひ雨漏り診断士の資格をもつ ㈱縁和 へお気軽にご相談ください。

4. 屋根カバー工法の費用相場
カバー工法と葺き替え工事でどれほど費用が異なるのか、相場を参考にすると意思決定がしやすくなります。
この章でわかること
✅相場を知っておくべき理由
✅カバー工法の費用相場
✅葺き替えの費用相場
長く安心して暮らすためにも、相場感を把握し、計画に余裕をもってリフォームを検討しましょう。
4-1. 相場を知っておくべき理由
リフォームや修理、購入を検討する際に 相場 を知ることは非常に重要です。
相場を把握することで、適正価格でサービスや商品を利用できるだけでなく、トラブルを防ぎ、満足のいく結果を得ることができます。
以下に、相場を知るべき理由を詳しく解説します。
1. 適正価格を見極められる
相場を知ることで、提示された価格が 高すぎるのか、 あるいは 不自然に安すぎるのか を判断できます。適正価格を把握していないと、過剰な支払いをしてしまったり、安さにつられて品質の悪いサービスを選んでしまうリスクがあります。
2. 費用の計画が立てやすい
相場を把握することで、リフォームや修理のための予算を 現実的に設定できます。 計画的に資金を準備できるため、工事中に追加費用が発生した場合でも慌てずに対応できます。
3. 悪徳業者を見分けられる
相場を知らないと、 悪徳業者に騙されるリスク が高まります。不当に高額な見積りや極端に安価で品質の悪い工事を提供する業者を避けるためには、相場の知識が不可欠です。
4. 適切な比較ができる
複数の業者から見積りを取る際に、相場を知っていると適切な比較ができます。価格だけでなく、サービス内容や品質も総合的に判断しやすく なります。
5. 交渉を有利に進められる
相場を把握していると、業者との 交渉を有利に進める ことができます。相場はこれくらいと根拠をもって話すことで、適正な価格でサービスを受けやすくなります。
6. 長期的なコストを考えられる
相場を知ることで、初期費用だけでなく、メンテナンスや修理などの長期的なコストも考慮した選択ができます。安価な選択肢が必ずしも最良ではない ことを理解できるようになります。
7. 過剰な期待や不安を防ぐ
相場を知らないと、価格が安い場合に 「何か問題があるのでは」 と不安になったり、高い場合に 「この価格で完璧な結果が得られる」 と過剰な期待を抱いてしまうことがあります。相場を知ることで、 現実的な期待値をもつ ことができます。
8. 必要な知識が身につく
相場を調べる過程で、サービスや商品の内容、工事の流れ、注意点などについての 知識が身につきます。 これにより、業者とのやり取りもスムーズに進められます。
このように相場感を知ることは、適正価格で質の高いサービスを受けるための基本となります。
リフォームや修理を検討する際は、必ず事前に相場をリサーチし、賢い選択をしましょう。
4-2. カバー工法の見積り相場
屋根のカバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねる工法です。屋根カバー工法の見積り相場は、使用する屋根材の種類や屋根の広さ、状態によって異なります。
以下に相場と影響する要因を解説いたします。
✅カバー工法の見積り相場|一般的な相場(1㎡あたり)
8,000〜10,000円 程度
これらの見積り価格に影響する要因は、さまざまなことが複雑に絡み合って決まります。

カバー工法の見積もり費用は、 屋根の面積、使用する屋根材、既存屋根の状態、付帯部材の交換 など、さまざまな要因によって決まります。
適正価格で高品質な施工を受けるためには、事前に相場を把握し、複数業者から見積もりを取り、内訳をしっかり確認することが重要です。
㈱縁和 では、雨漏り修理について無料でご相談・お見積もりが可能です。ぜひお気軽にご利用ください。

4-3. 葺き替えの費用相場
✅葺き替えの見積り相場|一般的な相場(1㎡あたり)
8,000〜10,000円 程度

葺き替え工事は、屋根材の種類や状態によって費用が大きく異なります。
一般的な費用相場は、50㎡の住宅で 120万〜200万円程度 です。費用の内訳や影響する要因を理解して、適切な業者選びと見積もりの比較を行い満足度の高い工事を実現しましょう。
㈱縁和 は、埼玉県越谷市を拠点とする 千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着し、雨漏り修理に特化した、雨漏り専門の修理業者です。
雨漏りやお見積り・ご相談に関するどんな些細なことにもお答えいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

5. 雨漏り修理に特化|㈱縁和とは?
㈱縁和 は、埼玉県越谷市を拠点とする 千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着し、雨漏り修理に特化した 雨漏り専門の修理業者 です。
私たちの特徴は、雨漏り修理の高い技術力をもつ職人が多数在籍しているほか、20年間雨漏り修理に携わってきた 雨漏り診断士のプロ が駆け付けます。

雨漏りの原因がわからないまま修理業者に依頼し、安心される方が大変多くいらっしゃいます。しかし、 雨漏りが治まらず、結果的に次々と工事を重ね、費用だけがかかってしまうといった悩みを抱えている方がいることも事実です。
このような悩みを抱えている方々に、心から安心して私たちにお任せいただき、1日でも早く雨漏りのお悩みから解放され、笑顔の暮らしをお届けすることをモットーにしています。
6. まとめ|カバー工法を成功させる
本記事では、屋根カバー工法で失敗しない!専門業者が語る注意点について、お伝えしてきました。
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、コストや工期を抑えられるといったメリットがあります。
一方、屋根に重量が加わるため、建物への負担が大きくなったり、すべての下地の状態を確認することができないといった注意点もあります。
このようなメリットとデメリットを比較検討し、ご自身の状況に合った最適な方法を選びましょう。
雨漏りでお困りの方は、お気軽に ㈱縁和 までお問い合わせください。
雨漏り修理の専門家として、皆さまからの信頼にお答えする自信があります。